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いかぽのしまのしま

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タリエシンのうた

わたしはエルフィンの第一の詩人、


そして、私の生まれ故郷は夏星の燦(きら)めくところ、


イドノとハイニンはわたしをメルジンと呼んだ、


時を経て、すべての王がタリエシンと呼ぶだろう。






わたしが最上天で主とともにいたのは、


ルシファーが地獄の淵へ落ちたとき。


アレキサンダーの面前では軍旗を掲げていたものだ、


北から南まであらゆる星の名を知っている、


ほどこす者の御座にある銀河のうえにいた、


カナンにいたのはアブサロムが殺されたとき、


ヘブロンの谷の高さまで聖書を運んだ、


ドンの宮廷にいたのはグウィドノが生まれるまえ。


エリとエノクにとって、わたしは導き手であった、


目も綾な笏杖の力で飛行したものだ、


ことばを喋るそのまえから達者な口をきいていた、


神の慈悲深き息子が張り付けられた場所にいた、


アリアンロードの獄中に三代にわたってつながれた、


ニムロデの塔をつくる仕事では棟梁をつとめたものだ、


わたしは出処不明の不思議な人間。


ノアと方舟に乗ってアジアへ行き、


ソドムとゴモラの破滅もこの眼でみたし、


インドにいたのはローマが建国されたときで、


いまはトロイの遺跡なるこの地へ来た。


驢馬のまぐさのなかの主といっしょにいたし、


ヨルダンの海を渡るモーセを元気づけ、


マグダラのマリアといっしょに天空に住み、


ケーリッドウェンの大釜から詩を手に入れ、


ロホリンのレオンにとってわたしはハーブの楽師であった。


白い丘に住んでいたのは、キンベリンの宮廷にいたとき、


さらし台にさらされ、獄につながれていた一年と一日のあいだ、


聖処女の息子を渇望してきた、


神の国で育てられ、


すべての知識ある者にとってわたしは教師だった、


わたしは全世界を教え導く力がある。


わたしは最後の審判の日までこの地上にとどまるだろう。






つまり、わたしは正体不明の者なのだ。


あのころ、わたしは九ヵ月のあいだ


魔女ケーリッドウェンの胎内にいた、


もとは小さなグウィオンだったが、


やがてほど経て、いまやわたしはタリエシン。










「千の顔をもつ英雄」  下巻    ジョゼフ・キャンベル 

第一部 三章  6 生きる自由  より


タリエシンの歌 








Taliesin20L.jpg









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コメント


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だいちゃん

こんばんは!


うんうん。だいちゃん。


こないだ「象徴学とか興味ある?」って思わず聞いたのは
だいちゃんからはいつもそういう匂いがするのです^^


この本はタロットの先生に教えていただいたの。
(というかサイトに紹介してあった)


神話を学ぶと
私たちのこの旅のプロセスがよーくわかるそうです。
あの出来事はこの話、あの出来事はその話、って。
思い当たることが方々に散りばめられているみたいだヨ。


>誰もが何某かのタリエシン。
 すぐにでも読みたいです。


私まで嬉しくなっちゃった。
だいちゃん、ありがとー。


いかぽ | URL | 2009-05-22(Fri)22:40 [編集]


いかぽちゃんとともに学んでいた、
というのが今判った気がしました。

この本を読んだら
困難や試練の克服の仕方も判るのかもしれません。

ヒーラーさんにヒプノを薦められた理由も、
判ったような気がしました。

誰もが何某かのタリエシン。
すぐにでも読みたいです。
ありがとうございます!

だい | URL | 2009-05-22(Fri)21:59 [編集]


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