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さよなら、サイレント・ネイビー  地下鉄に乗った同級生


さよなら、サイレント・ネイビー ――地下鉄に乗った同級生さよなら、サイレント・ネイビー ――地下鉄に乗った同級生
(2006/11/16)
伊東 乾

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「天の雫」という、私が心の中で時々使う言葉がある。


天の雫は、恩恵だ。


或る時、或る場所、或る人達に、突然落ちる。


それはあらかじめ計画されたものなのか、それとも単に神の気まぐれなのか、私には到底わかるはずも無い。


けれども、そんな私でもハッキリとわかるのは、


雫を浴びた人たちは、時代の大きなうねりの中で、なんらかの重い役目を負ってしまうということだ。


例えばそれは芸術であったり、政治的な活動であったり、様々な方面で現れるが


共通しているのは、役目を負った人たちが遺す「何か」は


光を通すプリズムのように、それまでとは全く違う未来へと、時代を導く。




この本からも、大きな、「天の雫」を感じた。




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『さよなら、サイレントネイビー  地下鉄に乗った同級生』



著者 伊東乾氏は 大学時代の同級生である「豊田君」が、地下鉄サリン事件の実行犯、豊田亨被告であると知る。
その後、豊田被告との接見を続けながら、オウム事件の真相を追い、次第に事件の背景を明らかにしてゆくノンフィクション。
第4回開高健ノンフィクション賞受賞作。



著者が知っていた学生時代の「豊田君」と、起こした事件(地下鉄サリン事件)とのギャップ。


著者の亡きお父上がかつて語っていた戦争体験から、繋がり、明らかにされていく、日本という国の病んだ構図。


多くの事柄が必然的に連なって「オウム事件」というひとつの巨大な織物を編んだのだと感じた。


恐ろしい、信じられない、で、あなたは片付けてしまうの?と、たくさんの声なき問いが本のなかから響いてくる。


「サイレント・ネイビー」という言葉の重さを知る為にも、


一人でも多くの方に、読んでいただきたいと思う。











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